新規着工区間の優先順位検討は「福井駅部が完成していること」を考慮——北 陸新幹線について政府答弁書

   カテゴリー:

 山本拓が提出していた「北陸新幹線をはじめ整備新幹線の未 着工区間の整備に関する質問主意書」に対し、2月26日、政府答弁書が発表されました。山本拓は質問主意書で、現在政府が進めている未着工区間(北陸新幹 線の金沢-敦賀間など3区間)の新規着工の優先順位の検討作業に際しては、既に完成している福井駅部の存在を強く認識すべきことを訴えまし た。
 これに対し、政府は、「福井駅部が完成していることも一つの考慮要素」との認識を明らかにしたほか、「必要に応じ、各区間の着工の是非も含めて検討する 可能性もある」との考えを示しました。
 質問主意書と政府答弁書は、次の通りです。

【質問主意書】
北陸新幹線をはじめ整備新幹線の未着工区間の整備に関する質問主意書

 北陸新幹線をはじめとする整備新幹線の未着工区間について、政府内で着工の優先順位や整備方法などの検討が行われているところである が、今後の取り組み方針については沿線各地の重大な関心が寄せられている。

 従って、次の事項について質問する。
 
一 優先順位の検討作業について
 1 平成二十一年度に完成した北陸新幹線の福井駅部は、新幹線の開通を前提に延長八百メートルに及ぶ高架橋を建設済みである。県庁所在地の中心部を横切 る高架橋が無用の長物になれば、沿線都市への打撃は計り知れない。福井駅部が完成している事実について、未着工区間の優先度を検討する上では最重視すべき と考えるが、政府の見解を示されたい。
 2 未着工の三区間の優先順位を検討する目的は、あくまで着工・開通をめざして配分の軽重を判断するためであるか、着工しない可能性も含めた検討である か。政府の見解を示されたい。

二 今後の財源確保策について
 整備新幹線問題検討会議が平成二十一年十二月二十四日に示した「整備新幹線の整備に関する基本方針」において、今後の建設財源としてパブリック・プライ ベート・パートナーシップ(PPP)等による民間資金の活用について検討することが示された。PPPはこれからの新しい公民連携の資金調達の形として、制 度の早期具体化が待たれる。有識者委員会における作業を加速し、必要な法整備を急ぐべきと考えるが、政府の見解を示されたい。

 右質問する。

【政府答弁書】< /span>
衆議院議員山本拓君提出北陸新幹線をはじめ整備新幹線の未着工区間の整備に関する質問に対する答弁書

一の1について
 整備新幹線の未着工区間についでは、平成二十一年十二月二十四日に整備新幹線問題検討会議において決定した「当面の整備新幹線の整備方針」において、各 区間の整備に係る「費用対効果(CO2削減効果を含む)、沿線自治体の取組み等により整備の意義を十分に検証し、着工の優先順位付けを検討する」こととし ている。今後、北陸新幹線の「福井駅部」が完成していることも一つの考慮要素としつつ、当該検証及び検討を適切に行う予定である。

一の2について
 一の1についてで述べた整備新幹線の「着工の優先順位付け」の検討に当たっては、必要に応じ、各区間の着工の是非についても検討する可能性もあると考え ている。

二について
 整備新幹線の整備における「パブリック・プライベート・パートナーシップ」等による民間資金の活用については、平成二十一年十二月二十四日に整備新幹線 問題検討会議において決定した「整備新幹線の整備に関する基本方針」及び「当面の整備新幹線の整備方針」に基づき、有識者からのヒアリングを行うなど検討 を進めてまいりたい。


このページの先頭へ