福井市で開かれた憲法記念日のタウンミーティングで、山本拓さんが「首相公選制」のことを話されていました。首相公選制について、具体的にどんな議論がなされているのですか?
タウンミーティングにおいでいただき、ありがとうございます。
首相公選制とは、有権者の直接投票によって首相を選ぶことです。知事・市町村長が、議会で選ばれるのでないのと同じしくみです。
首相公選制は1961年に中曽根康弘氏(元首相)が積極的に提唱したほか、小泉内閣時代には官邸における12回の有識者の議論を経て「首相公選制を考える懇談会」報告書が出されています。具体的にはさらに専門的な議論が必要ですし、最終的には国民的な合意が必要でしょう。こうした現状を踏まえつつ、実現に向けた議論の前進のため、 私は2009年の衆院選でも首相公選制の実現を持論として訴えて参りました。
憲法第67条では、国会議員の投票において首相を選出することと定められていますので、首相公選制を実現するためには、この憲法条文を改正することになります。
天皇制との関係を懸念される方もおられますが、憲法第6条にある天皇の任命権(天皇が首相を任命すること)についてはそのままで、首相の選び方を直接選 挙に変えるという考え方ですので、天皇制の憲法規定に影響するものではありません。
【参考】「首相公選制を考える懇談会」報告書(平成14年8月7日、首相官邸ホームページ掲載)




